これからの家計づくり ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~
10月からの消費税が増税になりますね。
ネットやテレビなどの情報では「今買いが損か得か!」の話題で賑わってきました。
情報としてはあってもよいのかもしれませんが、前からお話ししているように大事なのは我が家の家計に合っているかどうかです。
買いだめや衝動買いをした結果、安くは買えたけどお金が残っていないとか、年間で見てみると貯蓄が出来ていないことになれば、将来の不安は増すばかりでしょう。
目先の損得ばかりにとらわれていては、将来の損益(ゆとりある暮らしが出来るかどうか)に対するリスクをとることになります。
ここはひとまず冷静になって、次のことを考えてください。
日頃、お客様との相談で話していることですが、6W4Hと言って、これを確認して本当に必要と思えば買ってもよいのではないでしょうか。
When いつ
Who 誰が
Where どこで
What 何を
Why なぜ
How どのように
Whom 誰に
How Long どのくらいの期間で
How Often どのくらいの頻度で
How Much いくらで
そしてそれを行う(買う)ことで、誰が喜ぶのか。
例えば・・・
そろそろ車を買い替えたいなあ ・・・ いつ(そろそろ)誰が(自分が)誰に(自分のために)
5年で10万キロ走ったから次は○○自動車の□□が欲しいなあ ・・・ どこで(○○自動車で)何を(□□という車を)なぜ(10万キロ走ったから)
5年払いの自動車ローンで買おうかな! ・・・ どのように(ローンで)どのくらいの期間で(5年払いで)
300万円は高いなあ、200万円なら買えるけど。 本当は10年乗るつもりだったけどなあ ・・・ どのくらいの頻度で(本当は10年乗るつもり)いくらで(300万円は高いなあ)
自分だけが乗る車なので家族はどう思うかなぁ ・・・ 誰が喜ぶ(自分)
この場合、頻度と予算が合わないので見送りとなります。
自分だけが喜ぶより、家族が喜ぶことにお金を使いたいと思うようになれば家計の管理が出来るようになるでしょう。
我が家の家計に合っているかを確認するには、生活設計を立ててみることです。
まずはライフプラン作成。 我が家はどうありたいのか、人生100年時代を自分らしく生きていくという人生のあり方です。
そしてライフプランに資金計画をあてはめます。
資金計画には年間の予算を立てますので、生活してみて1年間の生活が予算内に収まって貯蓄が可能であればOK!
これが生活設計です。
予算が決まっていれば、買いだめや衝動買いをした結果どうなるのかを確認出来ます。
是非生活設計を立ててみてくださいね。
ネットやテレビの情報はあくまで一般的な情報と考えて、我が家の場合はどうなのかということを大切に考えていきましょう。
増税に負けない家計を作っていきたいですね!
※当事務所では生活設計のお手伝いをしています。
生活設計を立てるのが難しい方は、お気軽にお問い合わせください。