家を建てる前に気を付けたいこと ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~
家を建てようと考えるのはどんな理由からですか?
・今払っている家賃の月に○○万円なら家建てて住宅ローン払った方がいいよね!
・子供が小学生になったので、今の校区内に家を建てたいね!
・家族が増えてアパートが手狭になってきたから、そろそろ家を建てたいね!
せっかく立てたマイホームですから、長く住み続けたいですよね!
そのためには、まず 我が家の予算を確認 することが大切です。
ハウスメーカーや工務店でも試算してくれますが、ご自身で行うか有料相談で資金計画が出来るファイナンシャルプランナーに依頼するのが良いと思います。
工務店で試算してもらったのですが、なんだか胡散臭くて・・・
このような相談をよく受けます。
そんな時にお客様へ以下の質問をします。
・収入が右肩上がりになっていませんか?
・支出が少なめになっていませんか?
・物価の上昇は加味されていないのではないですか?
この3つの質問をするとほとんどの方が該当します。
収入は昔と違い、右肩上がりに上昇するってことは考えにくいですよね。
支出は少なめに試算すると試算どおりにいかなくなります。支出額を正確に、もしくは多めに試算することをおすすめします。
物価の上昇は加味しないと、上がったときに家計破綻に陥ってしまいます。
以上のことを踏まえてキャッシュフロー表を作成してみてください。
↓これでーす
実際に作成してみると、おそらくお子さんの教育費がかかる時期に家計の状態が悪化しているのがわかると思います。
小学生のお子さんがいるご家庭では、住宅ローンの金利が10年後に上昇し、教育資金が必要な時期と重なり家計は大きな赤字になることが予想されます。
この時点で貯蓄がマイナスにならないように試算することで、ある程度の予算は立てられます。
ただし10年後・20年後に貯蓄がほとんどないというのでは、老後の生活資金に影響してきますので、お子さんが小さいうちに資産形成を行うことも大切ですよ。
各ご家庭によって違いはありますが、経験上、世帯収入1000万円までのご家庭で3000万円以上の住宅ローンを組むのは、かなり無理があるように思います。
無理のないように、我が家にあった予算を立てたいものですね。
家を建てるのはライフプランという人生を活き活きと暮らしていく手段にすぎませんから、ライフプランを実現するという目的に向けて、全体の資金計画も一緒に立ててみてはいかがでしょうか。
当事務所では簡易家計診断で家づくりの資金計画をお手伝いしています。
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