相談をしていて思うこと ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~

相談をしていて思うこと

 

 

 

1.売る側の立ち位置と実務経験

 

お客様との相談で、他の業者さんの作ったキャッシュフロー表を見せていただくことがあります。

 

ファイナンシャルプランナーの使っているライフプランソフトは種類が少ないため、当事務所と同じソフトを使って作成しているケースが多いです。

 

実際に見せていただくと、同じソフトを使っているにも関わらず結果が大きく異なっていることがほとんどです。

 

なぜでしょうか?

 

それはソフトを使う側の立ち位置によるものと、単純に実務経験の差によるものだと考えます。

 

 

以前同じような記事を書きましたが、例えば家を建てる仕事に携わっているところは、支出を少なめに設定します。

 

支出が少なければ、高額なローンを組んでも生活できる試算になります。この場合、当事務所では数千万円の赤字になるケースが多いです。

 

また保険販売の仕事に携わっている場合、支出を多めに設定することで、必要保証額が大きくなり保険料が高くなります。

 

どちらにも共通することは、要は契約欲しさのために売り手側に有利なようにソフトを使っているということです。

 

また、実務経験についてはファイナンシャルプランナーの資格を保有していても、売る側の立場としてでしか話をしない場合、暮らしをトータルで考えることができません。

それは工務店でも保険でも銀行でも同じです。

 

例えば、住宅ローンを組む場合、頭金を入れて返済期間をなるべく短くして、まとまったお金があるときは繰り上げ返済をしましょう!という話をよく聞きます。

 

住宅ローンだけで考えると、繰り上げ返済をすることで余計な利息を払わなくて済むので間違えではないです。

 

ですが暮らしをトータルで考えた場合、繰り上げ返済をすることで今まで頑張って貯めた貯蓄がなくなってしまいます。

 

こうなると老後に資金が不足する恐れがありますので、貯蓄と返済のバランスが大切になってくるというわけです。

 

これはライフプランという総合相談の実務経験がないとできません。

 

しかも中立な立場に立つ人じゃないと。

 

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2.顧客本位の業務運営とは

 

2017年3月に金融庁が「顧客本位の業務運営の原則」を公表しました。

 

なんか難しそうですが、簡単に言うと本当にお客様のためになるものを提供しなさいよ!ということです。

 

では顧客本位と顧客満足の違いってなんでしょうか?

 

例えば子供に歯磨きをさせる場合、

 

親が歯磨きをしなくてもいいよという → 子供は面倒な歯磨きをしなくてよいので喜ぶ → 顧客満足

 

親は子供が虫歯にならないように歯磨きをさせる → 子供は仕方なく歯磨きをする → 顧客本位

 

要はお客様が喜ぶのか、ためになるのかの違いです。

 

喜んでもためにならなかったら意味がないですよね!

 

ネットやチラシで顧客満足度1位とよく見かけますが、それがお客様のためになっているかはわかりません。

 

顧客本位の中心は、お客様の暮らしです。

 

一生涯を自分らしく活き活きと暮らしていくために、売り手側が利益ばかりにとらわれず、真に顧客本位の業務ができるようになれば、明るい未来が待っているような気がします。