家計にゆとりを作ろう ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~

我が家は庭に芝生を植えています。

新築した時の私の希望だったのですが、この手入れが大変なのです。

月に一度は草取り。2週間に一度は芝刈りと芝の成長と見栄えを保つのには手入れが欠かせません。

とはいえ寒い時期には、草取りをする気にもなれずにほったらかし。

ようやく暖かくなったので、天気の良い日に少しずつ草取りをしています。

草取りをしている時に、ふと思ったこと。

長期間ほったらかしでは草に覆われて後の手入れが大変だなあ。

定期的に手入れをしなきゃ。

あれ?これってライフプランと同じだ。

ライフプランは立てただけで、ほったらかしだとプランから大きく外れてしまいます。

実現できるように定期的な検証と修正が必要なのです。

何事も修正は大事なんですね!

当事務所では1年に一度、予算組みと家計の決算を行うことでライフプランに近づけるよう修正を行います。

「予算と決算」

これを毎年行っているのは、国や県そして会社。

毎年予算を組んで1年の終わりには必ず決算を行いますよね。

なのに・・・

一番身近な我が家では、予算組みも決算も行わないご家庭が多いのではないでしょうか。

将来、豊かさとゆとりのある暮らしを実現するには、ライフプランと家計の決算が不可欠だと考えています。

皆さんも年に一度の決算を取り入れてみてはいかがでしょうか。


そして家計にゆとりを作るには・・・

①収入を増やす

②支出を減らす

③資産の運用効率を上げる

この3つが大切ですが、今日は②についてお話しします。

一般的に家計の改善改を考える場合、まず支出を減らすことを考えます。

そのために家計簿をつけているご家庭もあることでしょう。

しかし家計簿をつけても、貯蓄が出来ていないご家庭が多いという話をよく聞きます。

なぜでしょうか?

家計簿は現在と過去しか見ることが出来ず、将来が見えていないからです。

そのため家計に少し余裕が出来ると、生活費に充ててしまうのでしょう。

今が大変だからということで使っちゃうのでしょうね。

家計簿をつけることは良いことだと思います。

ですが家計簿はつけて終わりではなく、見なおして次に活かすことが大事なんですね。

そのためにライフプランが必要となるわけです。将来を見えるようにすることです。

流れを説明しますと

ライフプラン

  ↓

予算組み

  ↓

欲しいものを必要な時に買う

  ↓

家計の決算

  ↓

貯蓄に回す、それ以外は気持ちよく使う

こんな流れで1年を回していきます。

大切なのは、家計のムダ・ムリ・ムラを省くこと。

(保険で例えると、ムダとは保障の重複、ムリとは掛けすぎ、ムラとは必要な保障を備えてなく、一部の保障に偏ること)

そしてお金と時間と使い道を決めることです。

(欲しいと思った時に買うのではなく、欲しいものを必要な時に買うという考え方)

FPに相談=家計簿をつけないといけない

と面倒に思われる方もいらっしゃるでしょう。

私のところへ相談に来られるお客様は、貯蓄が出来る家計の状態であれば、無理に家計簿をつけていただく必要はありません。

将来に向けて楽しくお金を貯めて、今を楽しむために使っていきたいですね!