次世代通信技術はまもなく ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~
皆さんこんにちは!
島根県松江市のファイナンシャルプランナーかみです。
今日から新しい記事を週に一度くらいの頻度で書いていこうと思います。
過去の記事は、ライフプランを実現するための考え方が中心でしたが、今後は情報発信を中心に、たまには手段についても発信していきたいと考えています。
今後も引き続き読んでいただければ嬉しいです。
次世代通信技術はまもなく
通信技術は常に進歩しています。
近い将来、以下のようなことが起きたらどうですか?
・スマートフォンを1年間充電しなくてもよくなる
・一瞬の間に2時間の映画を1万本ダウンロード
・遅延なしのスポーツなどの配信
・遠隔地からの手術や自動運転など
ものすごい技術ですよね!
これが30年に実現すると思うとワクワクします。
NTTが力を入れている次世代通信基盤「IOWN(アイオン)」
消費電力を従来の100分の1に、伝送容量を125倍に伸ばすほか、遅延時間も200分の1に抑えることを目標に掲げているそうです。
これまでの通信は電気信号が使われてきましたが、ネットワークから半導体の内部まですべてに光技術で情報を伝送するとのことです。
現在使われている電気信号は、光から電気に変換する時などにエネルギーが発生し、消費電力が増えたり遅延を発生させたりする要因になっていたそうです。
そもそも半導体とは・・・
状況により電気を通したり、通さなかったりする物質のことです。
金属や水は電気を通し、ゴムやプラスチックは電気を通しません。
半導体はその両方の性質を持っていて、電気を通す・通さないを切り替えられる点が特徴なのです。
光で伝送すれば、電気よりも高速で大容量のデータを送受信できるだけでなく、消費電力を抑えることができます。
NTTは半導体内の電子処理を電気信号から光に置き換える光電融合技術を使い、大幅な消費電力の削減を狙うそうです。
そして電気と比べ高速な光通信での処理を実現する。
2028年度に伝送容量125倍、32年度に電力消費100分の1を達成できると見込んでいます。
NTTはIOWNを世界標準にすることを狙っており、日本政府も技術開発に約450億円の支援をする見通しです。
そして30年に実用化が見込まれる。これが次世代通信規格「6G」です。
2月22日の新聞記事で、防衛省は今春にも民間の次世代通信技術を安全保障に活用するための計画をつくるとありました。
要はIOWNを防衛のインフラに利用するということですね!
ここまで読んで「ああそうなんだ」で終わっちゃダメですよ!
これから先、世の中はどのように変わっていくのだろうか?という視点が大事ですね。
この記事のポイントは
・日本政府が450億円の支援をするということ。
・そして情報通信とそれに伴う半導体などの産業はまだまだ伸びる可能性があること。
・半導体産業で出遅れてしまった日本の逆襲が始まるかということ。
ゆとりある暮らしの実現には、世の中の変化に目を向けて行動することも大事ですね!
将来のことを考えながらも、日々の生活も楽しんでいきましょうね。
ではまた!