過去の金利知ってますか? ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~
最近、自分年表というものを作っています。
私は1971年生まれですが、47年間の自分の出来事や世の中の出来事、そして金利や株価の推移を調べていくと面白いです。
なかでも金利の推移はびっくりしますよ!
定額貯金の金利で見ると、1974年(昭和49年)私3歳のときが 8% と一番高い時でした。
とはいえ1992年(平成4年)私21歳の時までは、約4%~7%のところで推移していました。
なかなか良いですよね。
「昔は金融機関に預けていたら10年で倍になっていた」という話を聞いたことがあるかと思います。
まさにこの時代ですね!
しかし1996年に1%を切るとその後は0%台で現在まで推移しています。
現在は、な・なんと!0.01%ですよ!
学生時代アルバイトで稼いだお金を湯水のように使い、その影響で就職してからも貯金をすることなく借金してまで遊んでいたあの頃を思い出すと、「資産形成だけあの頃にもどってやり直したいよ~」と 後悔先に立たず ですが
当時の金利を見てみましょうか。
1987年から1996年までの年表を添付していますので、金利の上がり下がり具合を確認してみてください。
ちなみに100万円を金利8%と現在の0.01%で10年間金融機関に預けたら、いくらになるか計算してみました。
・金利8%の場合
2,158,924円 1,158,924円の利息(税引き前)
・金利0.01%の場合
1,001,000円 1,000円の利息(税引き前)
※どちらも1年複利で計算。実際の利息とは少し異なります
いかがでしょうか。
ご覧の通り8%の時代には手持ちの資金を倍にすることが可能でした。
私たちの親の世代は貯金で教育費や住宅費、そして老後の生活費を準備することが可能だったわけです。
ですが現在は貯金で準備をしようとすると、教育資金や老後の生活費のは不足することが予想されますので、将来に備えて早めに対策をとることが必要です。
過去と現在を振り返ることは、これからの人生の方向性を決めるうえで大切ですね!
余談ですが、新世紀エヴァンゲリオンが流行ったのは1996年ごろなのですねぇ。
私はガンダム好きですが、当時はエヴァンゲリオンもビデオを借りてまとめて観ていました。
島根県立美術館のエヴァンゲリオン展、行きたかったなあ。