10の所得で作り出すゆとり ~隠岐育ち松江市在住FPの豆知識~

「強い家計を作るためには所得を増やすのが大事!」

 

お客様との相談でよくお伝えすることです。

 

いまいちピンとこないかもしれませんが日本では所得税法で認められている10の所得があります。

所得って給料だけではないですよ。

【10の所得】

・利子所得 … 預貯金などからの利息

・配当所得 … 株式や投資信託からの利息

・不動産所得 … 家賃収

・事業所得 … 事業収入

・給与所得 … 給料

・雑所得 … 年金など

・一時所得 … 保険満期金

・譲渡所得 … 資産の売却益

・山林所得 … 山林の伐採や譲渡による所得

・退職所得 … 退職金

 

サラリーマンのご家庭では、給与所得が該当しますね。

貯金をしていれば利子所得が得られます。

生命保険に加入していれば、満期金は一時所得です。

退職時には退職金が払われる会社もあります。

老後は年金を受け取るので年金所得。

一般的には5つの所得が該当します。

意外と多いですね!

 

ではこれだけの所得でゆとりが出来るでしょうか?

出来ていれば皆困らないです。

 

では何が足りないか?

 

まず家計にゆとりを作るには・・・

 

・収入を増やす

・支出を減らす

・資産の運用効率を上げる

 

このように言われています。

 

 

収入を増やすのは無理だから支出を出来るだけ減らすという考えの方が多いのではないでしょうか?

 

収入はあまり増えないけど、物価上昇のために支出が増えてしまうといくら節約しても苦しいですよね。

 

先ほどの10の所得の中で、まだ活用できる所得があればゆとりが出来るかもしれません。

 

まず不動産所得。家賃収入が得られれば良いですが、今から不動産を持つには費用が掛かります。

 

では譲渡所得。株式や投資信託で老後の資産づくりをするには有効です。

 

最後に配当所得。インカムゲインと言われており、家賃収入と同じような使い方が出来ます。(山林と事業は除いています)

 

このように私たちには上手に活用すれば収入を増やすことが出来る所得がありますから、支出を減らすだけでなく、ご自身のライフプランに合わせた所得の活用を考えてみてはいかがでしょうか。

 

まずは家計を改善して、ムダ・無理・ムラをなくすことから始めていきましょう。